NO-204 何のために生きるのか、真実を求め!やがてUFOとかかわりそれは「真実の静かなる革命」へと続く心の旅人の道であった。

34)センターから去る2日目、FIGUの旗をビリーから贈られた。それをビリーと広げて見せる小桜さんが誇らしげであった。満ち足りた訪問参加者一同が記念にとビリーや奥さんそしてメンバーも含めて写真を撮ることになった。日本からの記念すべき訪問はこうして幕を閉じることになった。帰り際に小桜さんの隣に座ったビリーから銅製のピラミッドを贈られ、それを彼が片手ながら新聞紙で包んでいた。それを見ていると異国へ帰って行く我々への彼の思いが伝わってきた。
こうして2日間に及ぶセンターでの有意義な思いで深くそして強く印象に残った訪問を終えた。
 世界で最も特異なことがこの場所で、このスイスの片田舎、牧場や森林に囲まれ自然に恵まれ安らぐこの地での出来事がそしてビリーが書き表す書物が今も、そしてこれからも続けられるのである。
そう思いを馳せながら一行はセンターを後にした。
 翌日は通訳の案内でスイス観光として周辺を廻った。土産物店ではナイフやドライバーなどのセットを買った。スイスは川や湖が多い、教会を見たり川辺に白鳥の泳ぐ姿も奇麗だ。瀕死のライオン像も観て、ユングフラウの山へケーブルカーで登るがあいにく雲がかかってまったく景色が見えない。
それでもがっかりはしなかった。常にセンターでの出来事が思い出された。またビリーのような人相の人が他にもいないのだろうかと群衆の中に目を凝らした。しかしそれは無理だった。彼のような人格の高さを感じさせる人はそうは見当たらなかった。
 ホテルで仲間達と訪問を振り返って話が盛り上がる。
小樽の村松さんはアクエイリアス革命という本を出版してそのなかでビリーの情報を載せてもいた。とにかく行動的で賑やかな感じだ。
友人の石丸さんは最初から俺は疑いの目でしっかりと見るのだ、といっていた。その彼が皆で集合写真を撮ったときにビリーの奥さんカリオペがビリーを肘で押しのけるようにして写真に収まっていたと言った。まさかそんなことがと思ったものだ。しかし後年・・・。
 こうしてスイス訪問を終えたが、この4月にスイスにやって来たのだがツアーメンバーのなかに私を含め4月生まれが4人いたことだ。後年、このうち私を含む3人が同じような運命を辿ることになり移住して隣同士に住むことにもなるのだからなんと不思議な縁であろうか。また、これらを含め我々にも様々な展開が待つことになるのだった。
 7月、スイス訪問の後に「水瓶座時代の声」創刊号がFIGU日本から発行された。そこにはマイヤー交信録の経過と現状。新約聖書時代の真実を求めて。マイヤー家の人々の紹介。マイヤーと私(安田正人)。スイス旅行報告特集。
お知らせコーナー。創造に向かってその第一歩などが掲載された。
 このなかでビリーマイヤーに関する年譜を掲載。
1937年8月 マイヤーは生後6ヶ月で思い肺炎に罹り、医師に死を宣告されるがスフアートが介護し一命を取りとめた。(補足)
1942年6月 マイヤー5歳父親とともにUFO目撃。
同年 テレパシー体験、梨型のUFOが着陸して老人の招きでUFOに搭乗。
1944年 老人スフアートとテレパシー交信開始。
同年 その夏に梨型UFOに搭乗しスファートと語る。
1953年 スファートとのコンタクト終了。ダル宇宙から来たアスケットとのコンタクト開始。
1954年2月 アスケットの宇宙船でエジプトへ行きピラミッド地下の秘密基地に侵入。宇宙船で時間旅行をして西暦22年のイマヌエル(キリスト)に会ってキリスト教の秘密を知る。その後は世界を旅して宗教研究に没頭する。
1964年 アスケットとのコンタクト終了。
1965年8月 ペルシャでバス事故に遭い左腕を失う。
1966年 ギリシャで知り合ったカリオペと結婚。
1975年 セミヤーゼとの第1回コンタクト開始。
1975年7月 第31回コンタクトで5日間の宇宙旅行に出発。
1980年3月 日本テレビが木曜スペシャルでマイヤー事件を放映
1986年1月 セミヤーゼ地球での任務を終えプレアデスへ帰還する。

次に、今は亡き安田正人の当時の記事を掲載しよう。
 「マイヤーと私」日本のUFOフアンの間で知られているマイヤーを尋ねて2度スイスへ旅をした。マイヤーが日本で初めて紹介されたのは昭和51年発行の「UFOと宇宙」であった。当時1週間に一度のペースで宇宙人に会っている人がいるなど半信半疑だった。特に昭和55年6月の訪問では3日間マイヤーの家に滞在し、しかも帰国日の早朝には宇宙人とのコンタクトが行われ思いがけずUFOの着陸跡を見られたのは一生忘れられない出来事であった。
着陸痕はまるでパーマネントをでもかけたように右巻きに渦を巻いていた。
「モスクワオリンピックの及ぼす悪影響」我々地球人の未来にについて、昭和55年の春、マイヤーは次のような手紙をよこした。「アメリカをはじめとする自由主義諸国はいまソビエトのアフガン侵入に抗議するためモスクワオリンピックをボイコットしようとしているがこれは間違いである。
日本はアメリカに同調せずにモスクワオリンピックに参加すべきである。との要請を受けてマイヤーの意見を新聞社や週刊誌に送ったが、日本は不参加となり要請は達成されなかった。
 宇宙人がマイヤーに語ったこと。
* 宇宙人はタバコの習慣がない。アルコール類を少しは飲む。
* 賭博はない。
* 臓器移植は人それぞれに波長が違うので移植すると悪影響を受ける。
* 瞳の移植に限っては悪影響を及ぼさない。人間の瞳は宇宙のなかで最高の仕組みになっており、宇宙人の科学力でも解明されない部分がある。
* 試験管ベイビーは成人して、その子供が産まれるとその子に奇形が生じる。
* 正常な交合を経ないで人口受精で誕生させることは宇宙の法則に反する。
* 水力発電用ダム、地下核実験、地下資源の乱獲は天変地異の原因となる。
* 地球は本来5億人程度を養うことができるが、増加すると生存競争が激化し弱肉強食が起こる。